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J-GLOBAL ID:201102231305279309   整理番号:11A1689909

イオン液体を用いる希土類元素の抽出および分離の最近の進歩

Recent Advances in Extraction and Separation of Rare-Earth Metals Using Ionic Liquids
著者 (6件):
資料名:
巻: 44  号: 10  ページ: 679-685 (J-STAGE)  発行年: 2011年 
JST資料番号: S0629A  ISSN: 0021-9592  CODEN: JCEJAQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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本レビュー論文で,イオン液体を用いる希土類元素の抽出および分離における最近の進歩を要約した。希土類元素はユニークな電子および磁気特性を有する。日本では,増大する量の希土類元素が,最先端技術を採用して,工業で毎年用いられている。従って,希土類元素の安定供給を維持することが重要である。近時,希土類元素の抽出のためにイオン液体の使用について広い研究が行われてきた;これは,液液抽出プロセスで有望な用途を有する疎水性イオン液体を用いると,希土類元素の抽出能力および/または選択性が増大することが分ったからである。イオン液体を用いるオクチル(フェニル)-N,N-ジイソブチルカルバモイルメチルホスフィン酸化物(CMPO)抽出系において,抽出能力がn-ドデカンを用いた時の103倍以上良好であった;しかし,抽出金属イオンの剥離は前者のケースでは困難であった。イオン液体に基づく抽出プロセスについての初期の研究では,工業的抽剤PC-88AがCMPOとともに採用されたが,これら抽剤およびそれらの金属錯体の低い溶解度から生じる事項は対処されるままになっている。この問題を克服するために,イオン液体に非常に溶解する新しい抽剤,N,N-ジオクチルジグリコールアミド酸(DODGAA)が合成された。DODGAAは,n-ドデカンよりも,イオン液体における希土類元素の分離で良好な性能を示す。さらに,イオン液体に基づく液膜系が,希土類元素の分離および回収のために開発された。液膜系の使用は,金属回収に要するイオン液体量を減少するのに助けとなるかも知れない。(翻訳著者抄録)
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