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J-GLOBAL ID：201102231429545589   整理番号：11A0945111

雷インパルス高電圧標準計測システムの不確かさ評価への直角波応答特性の適用

Application of Step-response Test for Evaluation of Uncertainty of Standard Measuring System for Lightning-Impulse High Voltage

著者 (8件)： 宮嵜悟 ((財)電力中央研究所 電力技術研究所) ,  五島久司 ((財)電力中央研究所 電力技術研究所) ,  天野貴明 ((財)電力中央研究所 電力技術研究所) ,  新開裕行 ((財)電力中央研究所 電力技術研究所) ,  八島政史 ((財)電力中央研究所 電力技術研究所) ,  脇本隆之 (千葉工業大学 工学部) ,  脇本隆之 (東京大学 生産技術研究所) ,  石井勝 (東京大学 生産技術研究所)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 131  号： 5  ページ： 455-462 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 標準計測システムの不確かさ評価に直角波応答試験を適用した結果を報告した。また,直角波応答波形と出力インパルス電圧波形の関係について考察し,直角波応答パラメータと波頭長誤差の相関を検討した。雷インパルス高電圧標準計測システムにより標準分圧器の直角波応答試験を実施し,畳み込み積分を用いて計測の不確かさ評価を行った。1回の直角波応答試験につき測定した直角波応答10波形それぞれに畳み込み積分を適用し,標準分圧器の出力インパルス電圧波形を計算した結果,波高値および波頭長誤差の標準偏差は十分に小さかった。その結果,直角波応答波形が精度良く測定され,これにより不確かさ評価を行うことができることが分かった。直角波応答試験を計測の不確かさ評価に適用する例として,長期安定性による波頭長計測の不確かさ評価,公称測定時間間隔の影響による波高値計測の不確かさ評価,直角波応答波形測定のばらつきによる波高値の不確かさ評価を行った。

シソーラス用語： 電気試験 ,  *雷放電 ,  標準 ,  計測システム ,  不確実性 ,  *矩形波
準シソーラス用語： *インパルス電圧試験 ,  雷撃電流 ,  *電圧波形 ,  *電圧標準 ,  *測定の不確かさ

分類 (2件)： 電流,電圧,電荷の計測法・機器  (AD07020C) ,  高電圧技術・設備  (NA03000I)

引用文献 (20件)：

• (1) “High-voltage test technique—Part2: Measuring System”, IEC60060-2 (1994)
• (2) T. Wakimoto, M. Ishii, H. Goshima. E. Hino, H. Shimizu, Yi Li, and Kim Ik-Soo: “International Comparison Test in Asia-Pacific Region form Impulse Voltage Measurements”, IEEJ Trans. PE, Vol. 127, No. 2, pp. 403-409 (2007-2) (in Japanese)
• 脇本隆之・石井 勝・五島久司・日野悦弘・清水博幸・Yi Li·Kim Ik-Soo: 「インパルス電圧測定系のアジア・太平洋地域国際比較試験」, 電学論B, Vol. 127, No. 2, pp. 403-409 (2007-2)
• (3) T. Wakimoto, M. Ishii, and H. Shimizu: “Uncertainty Evaluation of National Standard Class Impulse Calibrator”, IEEJ Trans. PE, Vol. 126, No. 12, pp. 1304-1305 (2006-12) (in Japanese)
• 脇本隆之・石井 勝・清水博幸: 「国家標準級インパルス校正器の不確かさ評価」, 電学論B, Vol. 126, No. 12, pp. 1304-1305 (2006-12)

タイトルに関連する用語 (7件)： 雷インパルス ,  電圧標準 ,  計測システム ,  不確かさ ,  評価 ,  直角 ,  応答特性