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J-GLOBAL ID：201102231715879915   整理番号：11A1172257

U₃Pd₂₀Si₆カゴ構造クラスレート化合物の超音波測定

Ultrasonic Measurements on the Cage-Structured Clathrate Compound U₃Pd₂₀Si₆

著者 (9件)： YANAGISAWA Tatsuya (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  TATEIWA Naoyuki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  MAYAMA Taichi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  SAITO Hitoshi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  HIDAKA Hiroyuki (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  AMITSUKA Hiroshi (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  HAGA Yoshinori (Hokkaido Univ., Sapporo, JPN) ,  NEMOTO Yuichi (Japan Atomic Energy Agency, Tokai, JPN) ,  GOTO Terutaka (Niigata Univ., Niigata, JPN)
資料名： Journal of the Physical Society of Japan  (Journal of the Physical Society of Japan)
巻： 80  号： Supplement A  ページ： SA105.1-SA105.3  発行年： 2011年07月 
JST資料番号： G0509A  ISSN： 0031-9015  CODEN： JUPSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： U₃Pd₂₀Si₆カゴ構造クラスレート化合物の弾性特性を研究するために,U₃Pd₂₀Si₆を超音波測定し,同じ系であるR₃Pd₂₀Ge₆(R=La-Nd)の弾性定数C₄₄で観測されているオフセンターラットリングによる超音波分散(UD)の存在も調べた。T_N=19Kでの反強磁性秩序を超える温度で,UDに関して,弾性定数のアップターン異常も周波数依存性も見つからなかった。一方,弾性定数C₄₄は,4aサイトと8cサイト共に,U⁴⁺イオンのΓ₅三重項基底状態の結晶電場による明白なソフト化を示している。T_N未満で,超音波エコーの突然の落ち込みに付随する急峻な弾性ソフト化が各超音波モードで観測された。特に,T_NでのΔC₄₄/C₄₄~30%の急激な変化は,5f電子の強い磁気弾性結合,あるいは,U₃Pd₂₀Si₆反強磁性の強四重極相互作用の考えられる寄与を暗示している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *包接化合物 ,  超分子構造 ,  *弾性係数 ,  温度依存性 ,  周波数依存性 ,  超音波 ,  音波分散 ,  非調和振動 ,  金属イオン ,  三重項 ,  基底状態 ,  結晶場 ,  電場 ,  超音波減衰 ,  *反強磁性 ,  四重極相互作用 ,  磁気弾性効果 ,  *ウラン化合物 ,  パラジウム化合物 ,  ケイ化物
準シソーラス用語： ウランイオン ,  かご構造 ,  ソフト化 ,  ラットリング

分類 (1件)： 金属結晶の磁性  (BM06040T)

タイトルに関連する用語 (3件)： カゴ構造 ,  クラスレート化合物 ,  超音波測定