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J-GLOBAL ID：201102231890033930   整理番号：11A0098227

ディラトメトリ法を使用した17-4PHステンレス鋼中における富銅相の非等温析出の研究

On the non-isothermal precipitation of copper-rich phase in 17-4 PH stainless steel using dilatometric techniques

著者 (2件)： RIVOLTA B. (Politecnico di Milano, Milan, ITA) ,  GEROSA R. (Politecnico di Milano, Milan, ITA)
資料名： Journal of Thermal Analysis and Calorimetry  (Journal of Thermal Analysis and Calorimetry)
巻： 102  号： 3  ページ： 857-862  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： H0095C  ISSN： 1388-6150  CODEN： JTHEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 非等温ディラトメトリ法を使用して析出硬化17-4PHステンレス鋼の時効過程で生じる富銅相の析出挙動について調べた。加熱速度2.0~10.0K min^-1で測定した温度と非等温膨張及びその微分値との関係から析出活性化エネルギーを計算し,等温ディラトメトリ法による測定データと比較した。非等温ディラトメトリ法で得た速度論的パラメータを用いて450~600°Cでの等温処理の反応速度(析出速度;変換度)を計算し,硬さ試験で測定した硬度と比較した。温度と寸法変化の微分値との関係より析出温度範囲が検出可能で,微分曲線の析出温度範囲内の面積は変換度と関連があり,微分曲線のピーク温度は最大反応速度と関連していた。加熱速度の増大に伴って析出が高温側に移動し,最大反応速度が増大した。非等温ディラトメトリ曲線を解析して得た活性化エネルギーは文献値と一致し,変換度は硬度データに基づく反応速度と良好に一致した。

シソーラス用語： *ステンレス鋼 ,  計測器 ,  *熱膨張 ,  非等温過程 ,  *銅 ,  析出 ,  析出硬化 ,  時効処理 ,  活性化エネルギー ,  *反応速度 ,  硬さ試験 ,  硬度 ,  加熱速度 ,  速度依存性
準シソーラス用語： *17-4PHステンレス鋼 ,  *ディラトメトリ ,  *析出速度

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  金属,合金の化学分析  (CC07040X)

タイトルに関連する用語 (5件)： ディラトメトリ ,  17-4PHステンレス鋼 ,  銅 ,  析出 ,  研究