文献
J-GLOBAL ID:201102231927702853   整理番号:11A1165110

テルミサルタンは部分的にペルオキシソーム増殖剤応答性受容体-γ依存活性を介し肥満および2型糖尿病のマウスモデルで糖尿病性血管合併症に対し保護する

Telmisartan protects against diabetic vascular complications in a mouse model of obesity and type 2 diabetes, partially through peroxisome proliferator activated receptor-γ-dependent activity
著者 (9件):
資料名:
巻: 410  号:ページ: 508-513  発行年: 2011年07月08日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
実験および臨床データは,ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体-γ(PPARγ)活性化が,抗動脈硬化および抗糖尿病効果と関係する概念を支持する。アンジオテンシン受容体ブロッカー(ARB),テルミサルタンは,部分PPARγアゴニストとして作用する。テルミサルタンは,PPARγ活性化を介し,糖尿病性血管合併症に対し保護する仮説を立てた。テルミサルタン,GW9662 (PPARγアンタゴニスト)と併用したテルミサルタンおよびPPARγ活性を示さないロサルタンの肥満2型糖尿病db/dbマウスでの血管損傷に与える影響を比較した。ロサルタンと比べ,テルミサルタンは,db/dbマウスで血管内皮機能不全,燐酸化-eNOSのダウンレギュレーションおよび冠動脈リモデリングを有意に改善した。ロサルタンより強いテルミサルタンの血管保護効果は,血管細胞核因子-κB(NFκB)活性化および腫瘍壊死因子-αの低下により示されるように,テルミサルタンのより大きな抗炎症効果と関係した。テルミサルタンとGW9662の併用投与は,db/dbマウスで血管損傷に対するロサルタンより大きなテルミサルタンの上記保護効果を消失した。この様に,PPARγは,db/dbマウスで血管保護効果に関わると考えられる。更に,テルミサルタンは,db/dbマウスで血管PPARγのダウンレギュレーションを抑制したが,ロサルタンはせず,テルミサルタンのこの効果は,GW9662の併用投与により消失した。データは,テルミサルタンのPPARγ活性が,糖尿病性血管合併症に対し,テルミサルタンの保護効果に関わることを示す,最初の証拠を提供した。テルミサルタンのPPARγ活性は,糖尿病マウスでの血管PPARγダウンレギュレーションの正常化に関わった。このため,テルミサルタンは,糖尿病を有する高血圧患者で血管保護効果を示すと考えられる。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
糖質代謝作用薬の基礎研究  ,  代謝異常・栄養性疾患一般 
物質索引 (1件):
物質索引
文献のテーマを表す化学物質のキーワードです

前のページに戻る