文献

J-GLOBAL ID：201102232487729700   整理番号：11A1660087

TALエフェクター:DNAターゲティングのためにカスタマイズ可能な蛋白質群

TAL Effectors: Customizable Proteins for DNA Targeting

著者 (3件)： BOGDANOVE Adam J. (Iowa State Univ., IA, USA) ,  VOYTAS Daniel F. (Univ. Minnesota, MN, USA) ,  VOYTAS Daniel F. (Cellectis Plant Sci., MN, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 333  号： 6051  ページ： 1843-1846  発行年： 2011年09月30日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： DNAターゲティングは亜鉛フィンガーの利用など進展してきたが,今でもなお挑戦すべき課題である。本総説では転写活性化因子様(TAL)エフェクターのDNAターゲティングへの応用に関する筆者らの研究を中心に総括した。TALエフェクターは,ターゲティングドメインと名付けた領域に34アミノ酸から成る可変数の直列反復配列を有する。この反復内の12,13位のアミノ酸は多型性を示し,それぞれ特異的ヌクレオチドと結合する。このターゲティングドメインによる結合を用い,いかにTALエフェクターをゲノム工学に用い,どのような方法で遺伝子発現を操作できるかについて述べた。TALエフェクターの目的に応じた設計や結合の制限についても考察し,Xanthomonasに対する植物耐性の付与,ヒトの遺伝的疾患治療へも応用が可能であることを展望した。

シソーラス用語： *遺伝子ターゲティング ,  二次構造 ,  耐病性 ,  *タンパク質 ,  アミノ酸配列 ,  ヌクレオチド結合 ,  分子間相互作用 ,  分子認識 ,  DNAメチルトランスフェラーゼ ,  亜鉛フィンガー ,  *エフェクタ蛋白質 ,  DNA認識 ,  キサントモナス属 ,  アミノ酸反復配列 ,  微生物 ,  シュードモナス科
準シソーラス用語： Xanthomonas ,  病害抵抗性 ,  *TALエフェクター ,  反復配列【アミノ酸】

分類 (2件)： 細胞構成体一般  (EF03010Z) ,  生物学的機能  (EB03040U)

タイトルに関連する用語 (5件)： エフェクター ,  DNA ,  ターゲティング ,  カスタマイズ ,  蛋白質