文献

J-GLOBAL ID：201102232726381575   整理番号：11A0755114

シーケンシャルカラー方式の撮像及び画像伝送への応用

An Application of the Sequential Color Video System for the Camera and Transmission

著者 (1件)： 杉山賢二 (成蹊大 理工)
資料名： 映像情報メディア学会技術報告
巻： 35  号： 10(BCT2011 30-40)  ページ： 1-6  発行年： 2011年02月18日 
JST資料番号： S0209A  ISSN： 1342-6893  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在の動画像フォーマットは輝度色差で,4:2:0または4:2:2フォーマットが使われている。しかし,これらは画質的には最適でなく,特にインタレース走査の4:2:0では高彩度部分での輝度成分の劣化が大きい。一方,動き補償画像間処理が容易になった今日,同一フレーム内に全色成分を持つ必要性は低い。これらを踏まえ,フレーム単位でR,G,Bを順次切り替えるシーケンシャルカラー方式を提案した。これは非圧縮情報量が4:2:2の半分でありながら,適正な色補間により4:4:4と同等の画質を得ることができる。また,この方式を撮像に応用した場合,単一撮像素子で3板型と同様な解像度が得られるのみでなく,光学ロスや画素ずれも無い。さらに,圧縮伝送に応用した場合,被符号化プレーンはフレームあたりひとつだけであり,高能率が期待できる。(著者抄録)

シソーラス用語： *画像通信 ,  *動画像 ,  輝度 ,  色差 ,  動き補償 ,  内挿法 ,  色 ,  画質 ,  撮像 ,  画素 ,  *画像符号化
準シソーラス用語： *シーケンシャルカラー ,  *ビデオ符号化 ,  色補間 ,  補間

分類 (3件)： テレビジョン一般  (ND12031N) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I) ,  符号理論  (ND02030R)

引用文献 (10件)：

• Society of Motion Picture and Television Engineering. Standard for Advanced Television and High Definition Production. 1996
• "Information technology-Generic coding of moving pictures and associated audio information : Video," International Standard second edition. ISO/IEC 13818-2. 2000
• Information technology-Coding of audio-visual objects-Part10 : Advanced Video Coding. ISO/IEC 14496-10. 2003
• 杉山賢二. 実践 映像信号処理. 2008
• 山口雅浩. ナチュラルビジョン動画像圧縮技術. 映情学誌, 技術解説. 2008, 62, 7, 1009-1016

タイトルに関連する用語 (5件)： シーケンシャル ,  カラー ,  撮像 ,  画像伝送 ,  応用