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J-GLOBAL ID：201102234017422422   整理番号：11A0139328

[スマートシティを支えるIT]“スマートシティ”に必要な情報分析技術-大量データのリアルタイム分析-

著者 (1件)： 藤原香織 (野村総研 情報技術本部)
資料名： ITソリューションフロンティア  (IT Solutions Frontier)
巻： 28  号： 1  ページ： 12-13  発行年： 2010年12月20日 
JST資料番号： L5014A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： スマートシティでは大量に収集されるセンサーデータを分析し,機器を制御することによってインフラ全体を最適化する。本論文では,スマートシティを支える情報分析技術には,1)素早い異常の検知,2)多角的分析に基づく異常原因の特定,3)センサーネットワーク構成機器の配置最適化やエネルギー供給者・ユーザへの利便性提供が求められることを論じた。また,そうした大量の時系列データをリアルタイムに分析するストリームデータ処理技術として,一定時間内のデータをメモリー上に保存して平均,外れ値,トレンドの算出などを行える複合イベント処理(CEP)を解説した。CEPでは道路交通網のように機器同士の動きが相互に関連する複雑な状況下での予測や最適化が難しいので,より複雑な事象でも分析できるストリームコンピューティングも登場してきている。実際にスウェーデンのストックホルムではタクシーとトラックに全地球測位システムを装着させ,1分ごとに取得したそれらの位置情報をストリームコンピューティングでリアルタイム分析し,i)CO₂排出量14~18%削減,ii)交通渋滞の18%削減,iii)自動車運転時間50%削減が達成されていることを示した。

シソーラス用語： *データ収集 ,  センサ ,  *都市 ,  都市開発 ,  *情報技術 ,  *通信技術 ,  分析 ,  *センサネットワーク ,  イベント ,  ストリーミング ,  位置情報 ,  排出量 ,  二酸化炭素排出量
準シソーラス用語： *ICT ,  IT ,  ストリームコンピューティング ,  *スマートシティ ,  情報分析

分類 (3件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S) ,  その他の情報処理  (JE15050M) ,  無線通信一般  (ND08010L)

タイトルに関連する用語 (5件)： スマートシティ ,  IT ,  情報分析 ,  リアルタイム ,  分析