文献
J-GLOBAL ID:201102234321775846   整理番号:11A0105382

膵臓星状細胞は膵臓癌細胞における上皮-間充織遷移を促進する

Pancreatic stellate cells promote epithelial-mesenchymal transition in pancreatic cancer cells
著者 (10件):
資料名:
巻: 403  号: 3-4  ページ: 380-384  発行年: 2010年12月17日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
膵臓癌細胞と,膵臓における主要な前線維形成性細胞型である膵臓星状細胞(PSC)の間の相互作用が注目されることが増えている。PSCが癌細胞増殖と浸潤を増し,それらを放射線およびゲムシタビンが誘導するアポトーシスから保護することにより膵臓癌の進行を促進するという証拠が蓄積されつつある。上皮-間充織遷移(EMT)は膵臓癌の進行において非常に重要な役割を担うので,我々はPSCが膵臓癌細胞でEMTを促進すると仮説を立てた。Panc-1およびSUIT-2膵臓癌細胞を,膵臓癌の手術中の患者から単離したヒトPSCと間接共培養した。上皮および間充織マーカーの発現をリアルタイムPCRと免疫蛍光染色により調べた。膵臓癌細胞の移動をスクラッチおよび2チャンバーアッセイにより調べた。PSCと共培養した膵臓癌細胞は緩い細胞接触と散乱した線維芽細胞様細胞の出現を示した。E-カドヘリン,サイトケラチン19,そして膜結合β-カテニンの発現は減少する一方,ビメンチンとスネイル(Snai-1)の発現は単独培養した細胞よりもPSCと共培養した癌細胞で増加した。膵臓癌細胞の移動はPSCとの共培養により増加した。E-カドヘリンの発現のPSCが誘導する減少はTGF-β中和抗体処理により変化しなかった。このことはこの過程におけるTGF-βの中心的役割を排除する。結論として,PSCは膵臓癌細胞でEMTを促進し,このことはPSCが膵臓癌細胞の攻撃的な振る舞いに寄与する新規の機構を示唆した。Copyright 2010 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
細胞生理一般  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

前のページに戻る