抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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分光エネルギー分布を正確に調節するため発光ダイオード(LED)と対照として蛍光を使って,トマト及びレタス実生の成長及び葉緑体微細構造に及ぼす光質の影響を調べた。赤色LED下で,トマト及びレタス実生の可溶性糖質,澱粉及び炭水化物含量は蛍光下におけるより有意に高く,葉緑体中の澱粉粒は明らかに膨張した。青色LED下で,トマト実生の胚軸長さは著しく抑制されたが,トマト及びレタス実生の葉クロロフィルa及びカロチノイド含量は有意に増加した。赤色+青色LED下で,レタス実生の可溶性糖質,澱粉,炭水化物及びスクロース含量とC/N比は最大値に達し,赤色LEDより有意に高く,赤色LEDより,実生の主根長は有意に増加し,葉葉緑体の形態は正常で,グラナ数は増加し,間質ラメラは明瞭であったが,澱粉穀粒サイズは小さかった。結果から,光質は植物実生の光形態形成,成長,炭素及び窒素代謝,葉緑体発達に著しい影響を及ぼすことが示唆された。赤色LEDは光合成産物の蓄積を促進したが,それらの移動を邪魔し,赤色LEDに適当量の青色LEDを加えることで,レタス実生の光合成産物の蓄積に効果を発揮し実生根の成長と同化産物の輸送を促進した。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST