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J-GLOBAL ID：201102234776340473   整理番号：11A0130575

分子動力学と密度汎関数計算の併用からの核酸骨格におけるリン化学シフト

Phosphorus Chemical Shifts in a Nucleic Acid Backbone from Combined Molecular Dynamics and Density Functional Calculations

著者 (5件)： PRECECHTELOVA Jana (Masaryk Univ., Brno, CZE) ,  NOVAK Petr (Masaryk Univ., Brno, CZE) ,  MUNZAROVA Marketa L. (Masaryk Univ., Brno, CZE) ,  KAUPP Martin (Technische Univ. Berlin, Berlin, DEU) ,  SKLENAR Vladimir (Masaryk Univ., Brno, CZE)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 132  号： 48  ページ： 17139-17148  発行年： 2010年12月08日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,DNAの³¹P化学シフトに及ぼす骨格ねじれ角の影響を調べるために量子化学解析を行った。著者らの計算では,2つのB-DNA残基においてB_IとB_IIの化学シフトの間に2.1±0.3及び1.6±0.3ppmの相違を設定した。混合したB_I/B_II配座状態の残基と比較した純粋なB_I配座残基に対するネガティブ³¹P化学シフトは,NMR実験と一致するようにDFTによって設定した。MD/DFTデータの統計解析は,DNA構造のB_IとB_II両方の化学シフトに大きな分散があることを明らかにした。δPは,B_I領域では3.5±0.8ppm以内の範囲で,B_II領域では4.5±1.5ppm以内の範囲であった。³¹P化学シフトはB_I-DNAのαを増加させると負の傾向が強くなり,αとζの両方を同時に増加させるとB_II-DNAの傾向は反対になる。βとεの値が十分大きいと,³¹P化学シフトはねじれ角αとζによって支配される。

シソーラス用語： *化学シフト ,  *B-DNA ,  立体配座 ,  分子動力学 ,  密度汎関数法 ,  リン31NMR ,  結合角
準シソーラス用語： ねじれ角

分類 (1件)： 核酸一般  (EB04010U)

タイトルに関連する用語 (7件)： 分子動力学 ,  密度汎関数計算 ,  併用 ,  核酸 ,  骨格 ,  リン ,  化学シフト