文献

J-GLOBAL ID：201102235047980868   整理番号：11A0769109

強く結合した積層規則化状態にある2層グラフェンの大量合成

Large-Scale Synthesis of Bi-layer Graphene in Strongly Coupled Stacking Order

著者 (9件)： LUO Zhiqiang (Nanyang Technological Univ., Singapore) ,  YU Ting (Nanyang Technological Univ., Singapore) ,  SHANG Jingzhi (Nanyang Technological Univ., Singapore) ,  WANG Yingying (Nanyang Technological Univ., Singapore) ,  LIM Sanhua (Inst. of Chemical and Engineering Sci., Singapore) ,  LIU Lei (Nanyang Technological Univ., Singapore) ,  GURZADYAN Gagik G. (Nanyang Technological Univ., Singapore) ,  SHEN Zexiang (Nanyang Technological Univ., Singapore) ,  LIN Jianyi (Inst. of Chemical and Engineering Sci., Singapore)
資料名： Advanced Functional Materials  (Advanced Functional Materials)
巻： 21  号： 5  ページ： 911-917  発行年： 2011年03月08日 
JST資料番号： W1336A  ISSN： 1616-301X  CODEN： AFMDC6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： グラフェンはカーボン原子の単層ナノ構造体で,電子デバイス,光学デバイス,センサー等さまざまな応用が期待されている。さらに2層グラフェン(DLG)は回転角のような積層規則化の変化によりバンド構造を制御可能である。単層グラフェン(SLG)の大量合成法は報告されているが,2層グラフェンの大量合成法は報告されていない。本研究では,Cuフォイルを基板として用いる熱CVD法によるDLGの大量合成法を確立した。得られたDLGは,4つの成分に分裂したラマンスペクトルを示した。近赤外吸収スペクトルと時間分解スペクトルの測定から,強い層間のカップリングに寄るバンドの分裂に起因することを明らかにした。DLGの生成機構として基板として用いたCuの触媒的作用が考えられた。

シソーラス用語： *グラファイト ,  鉱物合成 ,  化学蒸着 ,  基板 ,  銅 ,  金属箔 ,  熱分解 ,  接触分解 ,  Ramanスペクトル ,  スペクトル解析 ,  反応機構 ,  アルカン ,  *二層グラフェン

分類 (2件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V)

物質索引 (1件)： メタン

タイトルに関連する用語 (2件)： 規則化 ,  2層グラフェン