抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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福井県における水稲湛水直播の現状と課題について概説した。同県内の水稲直播面積は2009年度には約3236ヘクタールとなり,県の水稲作付け面積26,800ヘクタールの約12%を占めるに至った。ここに至るまでには,20年以上も前から県の行政,普及,試験研究と農業団体,農業者などが全体で湛水直播栽培を推進してきたことが基礎となり,その後継続して行われてきたことに因ることが大きい。ここでは,同県における水稲湛水直播栽培の経緯,同栽培技術の経過と現状について述べた。栽培技術としては,品種「コシヒカリ」を中心とした種子準備,圃場準備,播種法,播種後の水管理,施肥法などについて述べた。また,湛水直播栽培技術の課題として,収量性と病害虫防除を挙げた。さらに雑草防除問題の現状と防除法について紹介した。