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J-GLOBAL ID：201102235276606120   整理番号：11A0104195

日本の産卵鶏農場の環境ダストにおけるサルモネラ属伝播の全国調査

Nationwide Survey of Salmonella Prevalence in Environmental Dust from Layer Farms in Japan

著者 (7件)： IWABUCHI Eriko (Tenshi Coll., Hokkaido, JPN) ,  MARUYAMA Noriko (Res. Inst. Animal Sci. in Biochemistry and Toxicology, Kanagawa, JPN) ,  HARA Ayumi (Res. Inst. Animal Sci. in Biochemistry and Toxicology, Kanagawa, JPN) ,  NISHIMURA Masaaki (Res. Inst. Animal Sci. in Biochemistry and Toxicology, Kanagawa, JPN) ,  MURAMATSU Masatake (Res. Inst. Animal Sci. in Biochemistry and Toxicology, Kanagawa, JPN) ,  OCHIAI Tameichi (Univ. East Asia, Yamaguchi, JPN) ,  HIRAI Katsuya (Tenshi Coll., Hokkaido, JPN)
資料名： Journal of Food Protection  (Journal of Food Protection)
巻： 73  号： 11  ページ： 1993-2000  発行年： 2010年11月 
JST資料番号： E0048A  ISSN： 0362-028X  CODEN： JFPRDR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 一般的に,産卵鶏農場の環境条件はサルモネラ属汚染をもたらすと考えられている。この研究において,全国規模での産卵鶏農場のサルモネラ属汚染に及ぼす環境の異なる影響を初めて示した。2004/12月~2005/3月に203の産卵鶏農場の通風孔から406の空中ダスト試料を採集し,細菌検査を実施した。その結果,380のサルモネラ属種を単離し,その内34の異なる血清型株を同定した。S.Infantis(11.1%)が最も優勢で,次いでS.Agona,S.Mbandakaが続いた。また,380単離菌の内,71.8%は多剤耐性菌であり,前記の3血清型株は最も高い耐性率を示した。地域別の遺伝子型検査から,3血清型株の内S.Infantisは他の2株と低類似性を示した。これらの結果から,サルモネラ属伝播,血清型及び遺伝子型は地域により異なることを示した。このデータは日本のサルモネラ属汚染の状態を研究した最初の全国規模の調査であり,この結果は産卵鶏農場のサルモネラ属汚染の現状の把握に有用であるだろう。

シソーラス用語： *産卵鶏 ,  *飼育管理施設 ,  *サルモネラ属 ,  グラム陰性菌 ,  日本 ,  環境試料 ,  塵埃 ,  *細菌検査 ,  菌数計測 ,  血清型 ,  遺伝子型 ,  多剤耐性 ,  地域差 ,  系統樹 ,  耐性菌
準シソーラス用語： 養鶏場

分類 (2件)： 微生物検査法  (EG02020G) ,  鶏  (FD03020F)

タイトルに関連する用語 (8件)： 日本 ,  産卵鶏 ,  農場 ,  環境 ,  ダスト ,  サルモネラ属 ,  伝播 ,  調査