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J-GLOBAL ID：201102235350916951   整理番号：11A1985159

製鉄副生スラグによる海の森づくり(藻場造成技術開発)

著者 (4件)： 藤本健一郎 (新日本製鐵) ,  加藤敏朗 (新日本製鐵) ,  植木知佳 (新日本製鐵) ,  堤直人 (新日本製鐵)
資料名： 新日鉄技報
号： 391  ページ： 206-209,1(14)  発行年： 2011年11月29日 
JST資料番号： G0186A  ISSN： 0916-7609  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 製鉄副生スラグを利用した海の森づくり(藻場造成技術開発)について紹介した。海への溶存鉄の安定供給の視点に立ち,腐植土中に存在して河川などを介して海域に供給される鉄イオンが錯体化された腐植酸(フルボ酸)鉄に着目し,腐植土と鉄源とを混合した施肥材を考案した。ここでは,二価鉄を高濃度で含む転炉系製鋼スラグを鉄供給源として活用し,廃木材チップを発酵させた人工腐植土と混合した藻場造成用施肥材料を用いて,磯焼け海域へ安定的な鉄分を供給した。北海道の日本海側で,コンブ林を造成する実海域実験を行い,藻場再生に大きな成果を挙げた例を示した。

シソーラス用語： *製鋼スラグ ,  腐植土 ,  コンブ ,  金属イオン ,  鉄化合物 ,  *廃材 ,  廃物利用
準シソーラス用語： *藻場造成 ,  鉄イオン ,  *廃木材 ,  廃棄物利用

分類 (1件)： 廃棄物処理  (WA01085U)

引用文献 (22件)：

• 1) Fujita, D.: Barren Ground, In Current State of Phycology in the 21st Century, Hori, T. et al. Eds., The Japanese Society of Phycology, Yamagata, 2002, p.102
• 2) Harrold, C. et al.: Ecology. 66 (4), 1160 (1985)
• 3) Kuwahara, H. et al.: Fisheries Engineering. 38 (2), 159 (2001)
• 4) Horie, H. et al.: J. Hokkaido For. Prod. Res. Inst., 17 (3), 1 (2003)
• 5) Motumura, T. et al.: Bulletin of the Japanese Society of Scientific Fisheries. 47, 1535 (1981)

タイトルに関連する用語 (6件)： 製鉄 ,  副生 ,  スラグ ,  森 ,  藻場造成 ,  開発