抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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金沢大学は,spamメール対策にInterscan Message Security Suite(IMSS)を利用してきた。対策における問題点を解決するためにSpamAssassinを導入し,メールにスコアをつけることで,問題の解決を図るとともに,フィルタ定義の省力化を図ることにした。SpamAssassinの動作を確認するためSpamAssassinサーバを稼働させRequired_scoreの調整やMTAの変更を行い,動作が安定した後,学外からのすべてのメールをSpamAssassinでスコアリングするように配送経路を変更した。メール配送構成図を示した。一定のスコアを超えたメール及び特定のヘッダを付加されたメールはIMSSによって隔離される。SpamAssassin及びSpamAssassinに関わるIMSSフィルタ定義の運用規則を述べた。設定したRequired_Scoreの4.0が妥当であるかなどについて10日間のIMSSで隔離されたメールのスコア分布,抽出メール(4.0?8.9のスコアでIMSSにより隔離されなかったメール)の割合,誤認識メールスコアの割合を検討した。SpamAssassinにより,spamメール隔離の自動化がある程度実現でき,定義管理者の負担軽減に貢献できていた。SpamAssassinの問題点と解決策に言及した。