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J-GLOBAL ID：201102235874094169   整理番号：11A0527458

カードゲームを用いた児童による教室まわりの使い方シミュレーション -小学校の設計におけるユーザー参加に関する研究-

SIMULATION OF USING CLASSROOM WITH CARD GAME BY CHILDREN -A study on user-participated design process of elementary school-

著者 (4件)： 畔柳昭佳 (名古屋市立大学大学院芸術工学研究科) ,  堀部篤樹 (名古屋市立大学大学院芸術工学研究科) ,  笠井尚 (中部大学国際関係学部) ,  鈴木賢一 (名古屋市立大学大学院芸術工学研究科)
資料名： 日本建築学会技術報告集  (AIJ Journal of Technology and Design)
巻： 17  号： 35  ページ： 265-269 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： L4777A  ISSN： 1341-9463  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 児童生徒の意見を学校設計に取り入れるべく,犬山市立羽黒小学校の改築設計を機会に,児童の設計への参加を促すためにカードゲームという手法を用いたが,その成果と課題を報告した。5,6年生を対象に夏休みに1回(2009年8月),冬休みに2回(2009年12月)新校舎の設計に関するワークショップを行った。カードは教科系,行動系,設備系,グッズ系,オプション(学年・人数)の5種類で構成し,教室まわりの使い方として,教室,サブ教室,中庭,テラス,多目的スペースの5つの場所に提案させた。使い方の提案内容を場所別に表にまとめ,場所ごとに解説した。最後に児童に対して行ったアンケートからの児童の反応を紹介すると共に,カードゲームを実施する上でスタッフが配慮した点について述べた。設計への児童参加が促進され,実施設計に向けた有用な情報が得られたと成果をまとめて示した。

シソーラス用語： *建設 ,  工程 ,  会議 ,  *児童 ,  *改修 ,  *ゲーム ,  教育施設 ,  利用 ,  小学校 ,  *建築設計
準シソーラス用語： *カードゲーム ,  *ユーザー参加 ,  ワークショップ【集会】 ,  *学校建築 ,  教室 ,  使い方 ,  設計プロセス

分類 (3件)： 教育施設,文化施設,宗教建築  (RB05050G) ,  建築設計,建築家,建築史  (RB04000W) ,  建築物の維持・管理  (RB01020X)

引用文献 (8件)：

• 1) 長澤悟他:建築計画プロセスへの子どもの参加の可能性に関する研究, 日本建築学会, 学術講演梗概集, pp.61-62, 1996
• 2) 小滝一正他:「子どもが参加する学校環境づくり」に対する意識, 日建築学会, 学術講演梗概集, pp.35-36, 2001
• 3) 定行まり子他:三鷹市における協働プロジェクト「子どもと行きたいコミセンづくり」の実践, 日本建築学会, 学術講演梗概集,pp.611-612,2007
• 4) 畔柳昭佳, 鈴木賢一:分離新設小学校の設計における児童と保護者からの意見収集, 日本建築学会, 学術講演梗概集, pp.483-484,2007
• 5) 畔柳昭佳,笠井尚,鈴木賢一:ユーザー・行政・設計者の相互関係に着目した参加方法の分類に関する考察,日本建築学会東海支部研究報告第48号,2010

タイトルに関連する用語 (10件)： カードゲーム ,  児童 ,  教室 ,  まわり ,  使い方 ,  シミュレーション ,  小学校 ,  設計 ,  ユーザー参加 ,  研究