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J-GLOBAL ID：201102236466660535   整理番号：11A1534575

チトクロームP450はin vivo脳においてドーパミン形成を仲介する

Cytochrome P450 mediates dopamine formation in the brain in vivo

著者 (4件)： BROMEK Ewa (Inst. Pharmacology, Polish Acad. Sci., Krakow, POL) ,  HADUCH Anna (Inst. Pharmacology, Polish Acad. Sci., Krakow, POL) ,  GOLEMBIOWSKA Krystyna (Inst. Pharmacology, Polish Acad. Sci., Krakow, POL) ,  DANIEL Wladyslawa A. (Inst. Pharmacology, Polish Acad. Sci., Krakow, POL)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 118  号： 5/6  ページ： 806-815  発行年： 2011年09月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チトクロームP450(CYP)2Dおよびチラミンは脳カテコールアミン作動性構造に存在することから,チラミンからドーパミン合成のCYP2D仲介別経路が脳で存在することが考えられる。in vivoで機能する脳における,ドーパミン合成の上記別経路について検討した。腹腔内投与したキニンは線条体および側坐核におけるドーパミンレベルを有意に減少させ,黒質及び前頭葉でも低下の傾向を示した。キニンは何れの脳組織においてもドーパミン代謝産物(3,4-ジヒドロキシフェニル酢酸,ホモバニリン酸)には影響しなかった。チラミンの線条体内投与により細胞外ドーパミンレベルは増加した。キニンをチラミンと共に投与すると,チラミンから形成するドーパミン量は有意に減少しなかった。チラミンからドーパミンへのヒドロキシル化はin vivoラット脳で起こり,この反応はCYP2Dにより触媒されることを示唆した。

シソーラス用語： *チトクロームP450 ,  ラット ,  線条体 ,  側坐核 ,  黒質 ,  前頭葉 ,  *代謝経路 ,  キニン【ペプチド】 ,  脳内投与 ,  微小透析 ,  神経伝達物質 ,  フェノール類 ,  第一アミン ,  カテコールアミン ,  ヒドロキシ化
準シソーラス用語： ヒドロキシル化 ,  *CYP2D ,  *生合成経路

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

物質索引 (2件)： チラミン ,  ドーパミン

タイトルに関連する用語 (4件)： チトクロームP450 ,  脳 ,  ドーパミン ,  仲介