抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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超高張力鋼板の伸びフランジ成形でフランジ割れ防止のために逐次接触パンチによるプレス成形法を提案した。有限要素シミュレーションと実験により下記の知見を得た。1)逐次接触パンチにより伸びフランジ変形となる板端部の引張応力を低減させて,角部の引張ひずみを小さくできフランジ割れを防止できた。2)パンチの傾斜角度と傾斜幅は大きい方が,角部の引張を小さくすることができフランジ割れの防止効果が大きかった。3)逐次接触パンチを用いても伸びフランジ率が限界に達すると割れが生じた。4)実験の可能な範囲で最適な傾斜幅と角度を用いることで,980MPa級鋼板では傾斜なしと比べて製品高さをそれぞれ約1.2倍にできた。5)逐次接触パンチでは外側からフランジ部が曲げられているために製品上面の反りが大きくなったが,最適パンチでは傾斜幅が小さいために低減できた。