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J-GLOBAL ID：201102237380721090   整理番号：11A0809572

集塵装置用バグフィルタ

Filter Bags for Industrial Dust Collection Devices

著者 (3件)： 寺本喜彦 (東洋紡績(株) 機能材開発研究所ファイバー・不織布開発グループ) ,  杉山博文 (東洋紡績(株) 機能材事業本部生活・産業資材事業部) ,  今川真之 (東洋紡績(株) 機能材事業本部生活・産業資材事業部)
資料名： 繊維学会誌  (Journal of the Society of Fiber Science and Technology, Japan)
巻： 67  号： 3  ページ： P.87-P.91 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0278A  ISSN： 0037-9875  CODEN： SENGA5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 燃焼排気ガスなどの高温環境で用いられるバグフィルタについて解説した。集塵装置の概要は,バグハウスと呼ばれる容器の中に,下端を塞いだ円筒状フィルタを吊り下げて,含塵ガスを上端からバグハウス上部に送り,排出する。分離されたダストは下部から排出する。通常の空調用フィルタとは異なり,運転中にフィルタ表面に堆積したダストは払い落とす。フィルタのフェルト内部に粉塵が侵入すると払い落としが困難になるので,フェルト表面に粉塵を保持するケークろ過方式になっている。高温の酸性ガスの対する耐性を評価する試験はJIS Z 8909-2がある。集塵装置のランニングコストの一部に,使用済みバグフィルタの廃棄費用があり,有機繊維であれば焼却処理することが可能である。有害ガスの同時処理機能に関しては,上流側に噴霧塔を設けて消石灰スラリ等を供給し,酸性ガスの除去を行っている。重金属やダイオキシンの吸着のために粉末活性炭を注入する技術が利用されている。

シソーラス用語： *集塵装置 ,  *バッグ濾過器 ,  *燃焼ガス ,  *フィルタ ,  *濾過集塵 ,  サワーガス ,  有害ガス ,  重金属 ,  吸着 ,  酸素複素環化合物 ,  芳香族塩素化合物 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： バグフィルタ ,  酸性ガス

分類 (3件)： その他の産業機械・機器  (QE05030S) ,  集塵  (XD02100D) ,  有害ガス処理法  (SC04030H)

物質索引 (1件)： ダイオキシン

引用文献 (12件)：

• 金岡千嘉男. 粉体と工業. 2007, 39, 8, 26
• 化学工学会編. 流体・粒子系分離. 25
• 化学工学会偏. 粒子・流体系分離工学の進展. 1999, 101
• 森英利. 粉体工学会誌. 1995, 32, 856
• 稲垣道弘. 化学工学論文集. 2001, 27, 113

タイトルに関連する用語 (2件)： 集塵装置 ,  バグフィルタ