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J-GLOBAL ID：201102237511490707   整理番号：11A0419142

硝酸塩溶液中での低炭素鋼の酸化温度を低下させる可能性に関して

On the Possibility of Reducing Oxidation Temperature of Low-Carbon Steel in Nitrate Solutions

著者 (3件)： KUZNETSOV Yu.I. (Frumkin Inst. Physical Chemistry and Electrochemistry, Russian Acad. Sci., Moscow) ,  VERSHOK D.B. (Frumkin Inst. Physical Chemistry and Electrochemistry, Russian Acad. Sci., Moscow) ,  BULGAKOV D.S. (Frumkin Inst. Physical Chemistry and Electrochemistry, Russian Acad. Sci., Moscow)
資料名： Protection of Metals and Physical Chemistry of Surfaces  (Protection of Metals and Physical Chemistry of Surfaces)
巻： 46  号： 7  ページ： 805-811  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： W1019A  ISSN： 2070-2051  CODEN： PTNMAR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 低炭素鋼の防食処理として,その表面にマグネタイトを被覆することが実施されているが,この処理ではこれまで高温で実施されており,経済性および環境配慮の点から低温化が望まれている。本研究においては,この観点およびこれまでの調査結果からの小さなイオン半径を有するカチオンが欠陥の無い皮膜形成に有効であるという情報に基づいた実験を実施した。低炭素鋼St.3を供試材とし,硝酸アンモニウムをベースとした溶液に種々の添加物を加え,70~98°Cにおいて酸化処理およびIFKhAN-39Aを用いた不動態化処理を実施した。この酸化処理における電気化学的反応の測定および被覆処理したサンプルの腐食試験を実施した。これらの実験から,著者らが開発した小さなカチオン半径を有する金属の硝酸塩を用いた処理により,70°Cの温度でも良好な保護皮膜の形成が可能となることを明らかにした。

シソーラス用語： *低炭素鋼 ,  *処理 ,  硝酸塩 ,  加熱温度 ,  *防食 ,  イオン半径
準シソーラス用語： *酸化処理

分類 (1件)： 防食  (WB03040M)

タイトルに関連する用語 (5件)： 硝酸塩 ,  溶液 ,  低炭素鋼 ,  酸化 ,  可能性