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J-GLOBAL ID：201102237746442807   整理番号：11A1393751

北海道産サケ(Oncorhynchus keta)の成魚の回帰率に及ぼす放流時の稚魚サイズと初期海洋成長の影響と,海面温度との関連性

Effects of juvenile size at release and early marine growth on adult return rates for Hokkaido chum salmon (Oncorhynchus keta) in relation to sea surface temperature

著者 (5件)： SAITO Toshihiko (Fisheries Res. Agency, Hokkaido, JPN) ,  SAITO Toshihiko (Hiroshima Univ., Hiroshima, JPN) ,  KAGA Toshiki (Fisheries Res. Agency, Hokkaido, JPN) ,  HASEGAWA Eiichi (Fisheries Res. Agency, Hokkaido, JPN) ,  NAGASAWA Kazuya (Hiroshima Univ., Hiroshima, JPN)
資料名： Fisheries Oceanography  (Fisheries Oceanography)
巻： 20  号： 4  ページ： 278-293  発行年： 2011年07月 
JST資料番号： W1562A  ISSN： 1054-6006  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,サケ(Oncorhynchus keta)における放流魚の回帰率に及ぼす影響について調べた。北海道の5河川において1976~2000年に放流したサケについて,種苗の放流サイズ,鱗紋解析で推定した海洋回遊ルート上のサケ稚魚の最初の年の成長,及び成魚の回帰率を解析した。その結果,オホーツク海に面した河川から放流された種苗では,放流サイズが回帰率に大きな影響を与えたが,日本海から放流した種苗では,沿岸滞留期の成長も影響要因であった。一方,太平洋沿岸から放流した種苗では,沿岸域を離れた後のオホーツク海沖合での成長が回帰率に影響した。また,海面温度と沖合の成長との関連性も認められた。本研究により,北海道産サケの回帰率は,年級群強度を左右すると考えられる種苗や放流地点で変動を受けることが明らかとなった。

シソーラス用語： *サケ ,  北海道 ,  *母川回帰 ,  *成長解析 ,  *放流 ,  海面水温 ,  鱗 ,  生存率
準シソーラス用語： 海面温度 ,  *種苗放流 ,  生残率 ,  *Oncorhynchus keta

分類 (3件)： 魚類  (FH02020K) ,  増養殖の技術  (FH04020Y) ,  個体群生態学  (EE03030S)

タイトルに関連する用語 (12件)： 北海道 ,  サケ ,  Oncorhynchus ,  成魚 ,  放流 ,  稚魚 ,  サイズ ,  初期 ,  海洋 ,  成長 ,  海面温度 ,  関連性