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J-GLOBAL ID：201102237845131660   整理番号：11A0299451

2024アルミニウム合金押出材の繊維状組織の安定性に及ぼす固溶元素の影響

Influence of solute atoms on thermal stability of fibrous structure in 2024 aluminum alloy extrusion

著者 (2件)： 箕田正 (住友軽金属工業) ,  吉田英雄 (住友軽金属工業)
資料名： 住友軽金属技報  (Sumitomo Light Metal Technical Reports)
巻： 51  号： 1  ページ： 38-45  発行年： 2010年12月25日 
JST資料番号： G0321A  ISSN： 0039-4963  CODEN： SKEGA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2024合金押出材の繊維組織の安定性に及ぼす固溶元素の影響を調べた。鋳塊の均質化処理後の冷却速度を変化(水冷,空冷,水冷)させて冷却し,再加熱温度を350,400,450°Cとして熱間押出した。押出後,溶体化処理,水冷してT4調質とした。添加元素の影響を調べるために,均質化処理時間,添加元素量を変化させた試料も作製し比較した。試験はシグマテスタによる導電率測定,透過電子顕微鏡観察,方位分布関数測定を行った。繊維組織の安定性にはCu,Mg,Mn共に影響を及ぼし,これら元素の析出を促すことにより安定化した。条件によっては再結晶粗大組織が生じた。押出加熱温度,押出のままの集合組織との関係についても考察した。

シソーラス用語： *アルミニウム合金 ,  *繊維組織 ,  安定性 ,  *合金元素 ,  固溶体 ,  溶体化処理 ,  時効処理 ,  押出製品 ,  銅添加合金 ,  マグネシウム添加合金 ,  マンガン添加合金 ,  電気伝導率 ,  方位分布関数

分類 (1件)： 組織的硬化現象  (WB01020C)

引用文献 (9件)：

• Metals Handbook: 10th Ed, vol.2, ASM,(1990), 70-71.
• たとえば, 中井 学, 江藤武比古: 軽金属, 45(1995), 677-681.
• 箕田 正, 吉田英雄: 軽金属, 47(1997), 691-695.
• 里 達雄, 神尾彰彦, 北岡山治: アルミニウムの組織と性質, 軽金属学会,(1991), 192-216.
• 田中宏樹, 長井康礼, 大久保喜正, 吉田英雄: 軽金属学会第106回春期大会講演概要,(2004), 87-88.

タイトルに関連する用語 (5件)： アルミニウム合金 ,  押出材 ,  繊維状組織 ,  安定性 ,  元素