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J-GLOBAL ID:201102238198431539   整理番号:11A0563402

深刻化するシカ問題-各地の報告から-ニホンジカが森林生態系に与える負の影響-吉野熊野国立公園大台ケ原の事例から-

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資料名:
号: 61  ページ: 4-10  発行年: 2011年02月01日 
JST資料番号: L1306A  ISSN: 0917-1908  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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紀伊半島南東部に位置する大台ケ原も古くから深刻なニホンジカ(以下シカ)の食害が問題となってきた。1980年代初めにはシカの影響が顕著に認識され,シカの個体数調整を含めて様々な対策が講じられてきたが,既に30年以上もシカの高密度に晒されており,森林の回復は容易ではない。大台ケ原の事例を通してシカが森林生態系に及ぼす負の影響を考察した。シカが森林生態系に及ぼす影響は甚大である。一方,地球温暖化の影響により温湿度環境も変化しており,元の森林状態に回復させることは不可能である。しかし,類似した生態系機能を持つ森林への回復は,シカの大規模な個体数調整と短中期的排除を組み合わせることにより可能かも知れないことを示した。元の森林状態に回復することはないと言う意味では,大台ケ原では不可逆的変化が生じてしまったといえる。今後どのような回復でよいと考えるのかコンセンサスを得ていく必要がある。
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分類 (2件):
分類
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森林保育  ,  有害動物による植物被害一般 
引用文献 (25件):
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