抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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過去に実施された鉱害防止対策の効果について評価を行い,新たな発生源対策による水量低減や水質改善の可能性について検討する必要がある。このような背景のもと,石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)では,鉱滓堆積場からの浸透水による汚染負荷を低減させることを目的とした対策法を検討するに当り,堆積場内地下水の流動と水質の関係を把握する為に調査研究を行った。A鉱山とO鉱山を調査対象として選定した。A鉱山及びO鉱山の堆積場で地下水や土壌の連続モニタリングを実施し,A鉱山の酸性湧水は堆積場近傍の鉱体の影響,O鉱山の酸性浸透水は,周辺に広く分布する硫化鉱の影響であると推察した。そこで,堆積場と鉱体の位置関係からI鉱山の堆積場を選定した。I鉱山は,かつて銅を採掘していた廃止鉱山である。堆積場ないの水位低下を目的とした4つの集水井を設置した他,堆積場浸透水の水量低減のため山腹水路の整備,覆土,植栽等多くの鉱害実施工事が実施されている。平成23年3月現在,モニタリング中であり,各種調査結果については,今後解析を行う予定である。