抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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苫小牧工業高等専門学校で行われている技術者養成のための環境教育としての持続可能な開発のための教育について紹介した。授業はEラーニングを利用した導入,現状認識,自然体験,現地視察(野外セミナー),産業実態(企業技術者講演),森林学習(生物共存理解),討論・提案(ワークショップ),発表の8項目で構成され,合計30時間の授業である。この授業は正規の時間割では行われておらず,空き時間で行われている。本カリキュラムは2009年度の単位認定に関する規程の改定で,選択科目として単位認定が行われ,企業実習としてのインターンシップと同様の扱いとなった。また2010年に千歳市と苫小牧市で開催された日中韓の環境大臣会合で北海道大学,千歳科学技術大学とともに,生物多様性をテーマとした討論会を実施し,得られた意見を環境大臣へ直接上申した。苫小牧工業高等専門学校における環境教育は始まったばかりである。今後の課題として,授業取り組みの強化,教員のスキル向上,運営母体の強化などがあげられる。