抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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生命現象の根幹をつかさどる細胞を対象に,生きたまま観察するライブセルイメージング技術が発展してきた。この恩恵により,様々な生命現象を四次元情報(時系列の三次元情報)として取得することが可能となったが,人はこの四次元情報を直接理解することはできない。そこで,多次元の情報を定量解析するための細胞内画像処理技術の開発が待ち望まれている。米国,EUにおいては,本分野を推進すべく情報工学と生物学を融合する様々な取組みが先行している。イメージング,画像処理の分野で世界の先頭を走る我が国の強みを活用し,生命現象の根幹の解明,病態の理解から得られる薬剤や治療法の開発に貢献するためにも,本分野の確立が急務である。本稿では,細胞内画像についての概要と必要とされる処理についての紹介を通じて,この新たな分野へのお誘いをさせて頂きたい。(著者抄録)