抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者らは以前にDCT(Discrete Cosine Transform)を用いて圧縮再生画像を生成する場合に発生する,DC成分の量子化誤差に起因するブロック歪みの最小化を検討した。本論文では,画像のエッジ部においてDCT係数が零値に収束しないために発生するモスキートノイズの歪みを定量化するために,ノルムを用いたモデル式によって損失誤差量を表現した。次に,k次2点移動平均法によって導出された補間画素データに変換長kN(Nは画素サイズ)のDCTを適用するWDCT(Internal-Widening DCT)法,及びそれをエッジ出現箇所のみに適用する適応的WDCT法を用いる場合のAC成分の発散改善率を調べた。k=2,4,8のときの各損失誤差量からWDCT法ではエッジを含むDCT係数の発散度合いに対して62.99~70.36%,適応的WDCT法では19.59~47.77%の改善率が得られた。また,圧縮再生画像をDCT法と比べるとノイズを視認することは不可能であり,超解像度ディスプレイに対応した手法であることが確かめられた。