抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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インドは4つの蚕品種(Mulberry,Tasar,Eri,Muga)を利用する唯一の国であるが,商業的にはMulberryを利用し他の3品種は土着の人が利用している。これらの絹はVenya絹と呼ばれ,国内,輸出市場において需要が高まっている。そこで,Vanya絹について解説を行った。Vanya絹の生産は17世紀よりはじまり,Mulberryだけではヨーロッパや北アメリカの需要を満たせないため,Vanya絹の市場が開拓された。これら品種の分布は,Tropical tasarがインド中央部と南部高原,Oak Tasarは北東インドやヒマラヤ山麓地区,Eri,Mugaはインド北西部であった。インドの野蚕絹のSWOT分析を行い,強み,弱み,有利な条件,危険な条件を取り上げた。また,Vanya絹の伝統的なデザイン,環境にやさしい特徴,Vanya絹の発展のための中央蚕糸局のサポート,絹製品,市場動向などについて述べた。