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J-GLOBAL ID：201102240032127089   整理番号：11A1752872

レアメタルレス高強度軟窒化クランクシャフトの開発

Development of Nitrocarburized High-strength Crankshaft with No Rate Metals Added

著者 (4件)： 瀧谷善弘 (本田技研 四輪R&Dセ) ,  斎藤勇 (本田技研 四輪R&Dセ) ,  宮崎貴大 (大同特殊鋼) ,  神谷啓一郎 (大同特殊鋼)
資料名： Honda R&D Technical Review  (Honda R&D Technical Review)
巻： 23  号： 2  ページ： 66-71  発行年： 2011年09月01日 
JST資料番号： L0353A  ISSN： 0915-3918  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： レアメタルであるモリブデン(0.16%)を含有した高強度軟窒化クランクシャフトに代わる,高い疲労強度を有するレアメタルを添加しないクランクシャフトについて検討した。フェライトの高強度について調べた。モリブデンのフェライト高強度化効果を代替する手法として他の元素によるフェライト固溶強化の活用について調べた。これによって必要なクロム量を抑制し,曲がり矯正生の改善を図った。軟窒化による高強度化を図った。これらの検討により,Cu(0.25%),Cr(0.12%)を最適化した成分設計材料を電炉製法にて作製することにより,モリブデンを必要とせず,レアメタルの添加が不要な高強度クランクシャフトを開発することができた。これにより,2%のコスト低減が可能になった。

シソーラス用語： 自動車 ,  ガソリン機関 ,  *クランク軸 ,  *軟窒化 ,  強度 ,  *レアメタル ,  疲れ強さ ,  フェライト ,  クロム ,  銅
準シソーラス用語： *レアメタルレス ,  高強度

分類 (2件)： 内燃機関一般  (PB02010R) ,  組織的硬化現象  (WB01020C)

引用文献 (11件)：

• (1) 岩間直樹:自動車用特殊鋼部品における最近の技術動向,自動車技術,Vol.55,No.10,p.64-68(2001)
• (2) 鈴木信一,谷健二:最近の窒化処理製品,熱処理,32巻,第5号,p.262-266(1992)
• (3) 森元秀,河本剛,張籠隆行,大脇進,岩間直樹:高疲労強度非調質鋼クランクシャフトの開発,自動車技術会学術講演会前刷集,No.47-00,p.9-12(2000)
• (4) 恩田勇人,浅井鉄也,藤木賢治,工藤洋嗣,室伏和昌:高強度高周波焼入れクランクシャフトの開発,Honda R&D Technical Review, Vol.15, No.2, p.175-182
• (5) 長坂英明,森啓之,荒木重臣,石橋保樹,濱田猛,高見元彦:冷間ロール加工による一体型クランク軸の疲労強度の向上,神戸製鋼技報,Vol.48,No.1,p.68-71(1998)

タイトルに関連する用語 (4件)： 高強度 ,  軟窒化 ,  クランクシャフト ,  開発