抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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東日本大震災における緊急物資輸送と今後の課題について,日本通運(株)の経験に基づいて検討した。本稿では,まず,震災前の日本通運の物流インフラとロジスティックネットワークの概況を紹介した後,交通インフラを中心とした被災状況とグループ内の被災および復旧状況を説明した。続いて,緊急物資輸送の具体的取組みと課題,および物資集積所の運営と課題について宮城県や岩手県における事例を交えながら述べた。最後に,今後の緊急物資輸送を実施する上での課題に関して,東日本大震災の特徴を整理した上で,「迅速・確実に必要な物資を充分に供給する」という目標に向けての必要な対応を,3つのターム(震災発生から三日間の「初動期」,おおむね1週間~1か月の「初期」,3か月~半年程度の「中期」)に分けて検討した。