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J-GLOBAL ID:201102240644365310   整理番号:11A1468528

ヨーロッパにおけるOC/EC比の観測:一次及び二次有機炭素間の割当てに対する手法の再考

OC/EC ratio observations in Europe: Re-thinking the approach for apportionment between primary and secondary organic carbon
著者 (11件):
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巻: 45  号: 34  ページ: 6121-6132  発行年: 2011年11月 
JST資料番号: C0382D  ISSN: 1352-2310  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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この研究では長期的な一定の分析方法論を用いて実施されたPM10とPM2.5試料中のOCとECについての大きなデータセットを用いて,OC/EC比の最小値が化石燃料燃焼に由来するOCとECエアロゾル成分の比(OCff/ECff)を代表する能力を有するかについての評価を行う。データセットはヨーロッパの広い地理的面積をカバーするが,特にポルトガル,スペイン及び英国を中心としており,多岐にわたるサイトを含む:都市域(背景地,路側,及びトンネル),工業地区,田園サイト及び遠隔地。最小比の最大値は田園サイト及び遠隔地において見出された。都市域背景サイトは空間的,時間的に整合性のある最小比を示し,PM10では約1.0,PM2.5では約0.7であった。結果の整合性から,この方法は化石燃料燃焼からのOCとEC比を導くツールとして,したがって一次及び二次発生源からのOCを区別するツールとして利用可能であることが示唆される。この能力を探査するために,リスボン中心部の交通量の多い道路トンネル内でOCとECの測定を行った。自動車排気ガスの組成を反映しているOC/EC比は0.3~0.4の範囲であった。英国,バーミンガムにおける路側増加分(路側-都市域背景)もまた0.3~0.4の範囲であった。さらなる測定を交通量の多い条件下で,リスボンとマドリッドの中心部に位置する2箇所の二重路側サイトにおいて実施した。両サイトにおいて観測されたOC/EC最小比はトンネルと都市域背景における値の中間にあることが分かり,開けた都市域大気におけるこのパラメータについて通常得られる最小値は道路輸送からのOCffの直接エミッションを過大に予測することが示唆される。この相違の可能な理由について探求した。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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対流圏・成層圏の地球化学  ,  気圏環境汚染  ,  粒状物調査測定 

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