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J-GLOBAL ID：201102240898987885   整理番号：11A0170786

チロシンホスファターゼSTEPのNR2B-NMDA受容体仲介修飾はグルタミン酸誘発神経細胞死を制御する

NR2B-NMDA receptor mediated modulation of the tyrosine phosphatase STEP regulates glutamate induced neuronal cell death

著者 (4件)： PODDAR Ranjana (Univ. New Mexico, New Mexico, USA) ,  DEB Ishani (Univ. New Mexico, New Mexico, USA) ,  MUKHERJEE Saibal (Univ. New Mexico, New Mexico, USA) ,  PAUL Surojit (Univ. New Mexico, New Mexico, USA)
資料名： Journal of Neurochemistry  (Journal of Neurochemistry)
巻： 115  号： 6  ページ： 1350-1362  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： B0504B  ISSN： 0022-3042  CODEN： JONRA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チロシンホスファターゼSTEPは線条体,新皮質及び海馬で特異的に発現する。本研究では,NMDA受容体(NMDAR)刺激後のSTEP活性化の機能的意義を検討した。NR2B-NMDAR刺激によりSTEPの活性化が誘発された。p38MAPキナーゼ(p38MAPK)がSTEPの基質であることが証明された。活性STEPはp38MAPKのダウンレギュレーションにより神経細胞の生存に寄与した。一方,NR2B-NMDARの持続的刺激により,活性STEPが分解され,p38MAPKに対するSTEPの抑制作用が低下し,その結果,細胞死が生じた。細胞透過性TAT-STP様ペプチドはグルタミン酸/NMDA受容体誘導神経細胞死を抑制した。これらの結果から,STEPの活性化とレベルはNR2B-NMDAR刺激の持続と程度に依存し,p38MAPKの制御を介してNMDA受容体依存性神経障害の調節因子として機能することが示された。

シソーラス用語： ラット ,  NMDA受容体 ,  *タンパク質チロシンホスファターゼ ,  ニューロン ,  *細胞死 ,  p38MAPキナーゼ ,  リン酸化 ,  免疫染色 ,  懸濁液 ,  酵素活性化 ,  線条体 ,  HeLa細胞 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  第二アミン ,  第一アミン
準シソーラス用語： NR2B ,  *チロシンホスファターゼSTEP ,  ホモジネート

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  酵素生理  (EJ02020P)

物質索引 (2件)： NMDA ,  グルタミン酸

タイトルに関連する用語 (9件)： チロシンホスファターゼ ,  STEP ,  NR2B ,  NMDA受容体 ,  仲介 ,  修飾 ,  グルタミン酸 ,  誘発 ,  神経細胞死