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J-GLOBAL ID：201102241020590480   整理番号：11A0514172

水溶液中における亜硝酸イオンのオゾンとの反応 新しい実験データと量子化学的考察

The Reactions of Nitrite Ion with Ozone in Aqueous Solution-New Experimental Data and Quantum-Chemical Considerations

著者 (5件)： NAUMOV Sergej (Leibniz-Inst. Oberflaechenmodifizierung(IOM), Leipzig, DEU) ,  MARK Gertraud (Max-Planck-Inst. Bioanorganische Chemie, Muelheim an der Ruhr, DEU) ,  JAROCKI Alexandra (Univ. Duisburg-Essen, Essen, DEU) ,  VON SONNTAG Clemens (Max-Planck-Inst. Bioanorganische Chemie, Muelheim an der Ruhr, DEU) ,  VON SONNTAG Clemens (Univ. Dortmund, Dortmund, DEU)
資料名： Ozone: Science & Engineering  (Ozone: Science & Engineering)
巻： 32  号： 6  ページ： 430-434  発行年： 2010年11月 
JST資料番号： C0746A  ISSN： 0191-9512  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 実験と共に密度汎関数理論(DFT)を用いた計算により,亜硝酸イオンのオゾンとの反応を調べた。オゾンは亜硝酸イオンと反応し,3種類のO₂NOOO^-付加化合物を経由して,主に硝酸イオンと一重項酸素(¹O₂)へと変わる。また,ONOOOO^-付加化合物を経由して,¹O₂を失うか,O₂^・-,O₂,^・NOへの分解後の溶媒かご中の^・NO₂及び^・OHの再結合からペルオキシ亜硝酸イオン(2.6%)が生じる。ペルオキシ亜硝酸イオンとO₂^・-から^・OHラジカル(約8%)が生成したが,亜硝酸イオンへの反応或いはその分解で生じる量よりも^・OHラジカルの生成が多いため,NO₂^-からO₃への電子移動反応により4%程度の^・OHラジカルが生じていることを示していた。

シソーラス用語： *アニオン ,  *亜硝酸塩 ,  *オゾン ,  *化学反応 ,  硝酸塩 ,  酸素 ,  遷移状態 ,  *密度汎関数法 ,  一重項酸素 ,  ペルオキソ酸 ,  亜硝酸 ,  ヒドロキシルラジカル ,  電子移動 ,  酸化還元反応 ,  ラジカル反応 ,  電子移動反応 ,  付加化合物 ,  反応中間体 ,  反応生成物
準シソーラス用語： *亜硝酸イオン ,  ペルオキシ亜硝酸塩

分類 (2件)： 無機化合物一般及び元素  (CD01010D) ,  原子とラジカルの反応  (CB06030C)

タイトルに関連する用語 (5件)： 水溶液 ,  亜硝酸イオン ,  オゾン ,  実験データ ,  量子化学