文献

J-GLOBAL ID：201102241246923946   整理番号：11A0142669

水素アシストディーゼル燃焼の研究(第1報,水素吸入がディーゼルエンジンの燃焼・排気特性に及ぼす影響)

Study on Hydrogen-Assist Diesel Combustion (1st Report, Effects of Hydrogen in Intake Mixture on Combustion and Exhaust Emission Characteristics of a Diesel Engine)

著者 (6件)： 宮本亨 (山口大 大学院理工学研究科) ,  長谷川浩和 (山口大 大学院理工学研究科) ,  三上真人 (山口大 大学院理工学研究科) ,  小嶋直哉 (山口大 大学院理工学研究科) ,  椛島一 (本田技研) ,  浦田泰弘 (本田技研)
資料名： 日本機械学会論文集 B編  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series B)
巻： 76  号： 772  ページ： 2272-2279  発行年： 2010年12月25日 
JST資料番号： F0036B  ISSN： 0387-5016  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は自然吸気ディーゼルエンジンに水素を吸気管内吸入した場合の燃焼,排気特性を実験的に調査した。水素による軽油置換効果により,スモーク低減効果は認められるが,燃焼速度が速く,急激燃焼を起こすことが示唆されている。よって本研究では急激燃焼を回避するために軽油遅延噴射と組み合わせ,高負荷領域での低温燃焼化を試みた。その結果,水素吸入濃度10vol%程度において軽油噴射開始時期を上死点後に設定した場合,圧力上昇率最大値は0.5MPa/deg.以下となり,燃焼騒音の上限設定値以下となることがわかった。よって,水素吸入と軽油遅延噴射を組み合わせることで低温燃焼化させることが可能であり,未燃成分や熱効率を悪化させることなくNOや騒音の低減が可能である。(著者抄録)

シソーラス用語： 燃焼 ,  *ディーゼル機関 ,  *気体 ,  *水素 ,  燃焼速度 ,  時期 ,  比率 ,  燃焼騒音 ,  騒音抑制 ,  低NOX燃焼 ,  煤
準シソーラス用語： ディーゼル燃焼 ,  圧力上昇率 ,  *水素ガス ,  燃料噴射時期

分類 (1件)： 圧縮点火機関  (PB02030N)

引用文献 (14件)：

• 1) HEYWOOD JB. Internal combustion engine fundamentals. McGraw Hill International Editions. (1988)
• 2) IKEDA M. Exhaust Emission Characteristics of LPG/Gas-Oil and DME/Gas-Oil Diesel Engines. Proceedings of The 15th Internal Combustion Engine Symposium (International, 1999. (1999) p.75-80.
• 3) IKEDA M. Improvement of Exhaust Emission Characteristics in LPG/Gas-Oil Injection Diesel Engine. SAE International Fall Fuels & Lubricants Meeting & Exposition, 1998. (1998)
• 4) IKEDA M. Exhaust Emission Characteristics of DME/Diesel Fuel Engine. SAE International Spring Fuels & Lubricants Meeting & Exposition, 2000. (2000)
• 5) KONDOH T. A study on Diesel emission of External Hydrogen-Air Mixture. Proceedings of the Japan Society of Automotive Engineers., 1994. (1994) p.197-200.

タイトルに関連する用語 (8件)： 水素 ,  アシスト ,  ディーゼル燃焼 ,  研究 ,  吸入 ,  ディーゼルエンジン ,  燃焼 ,  排気特性