抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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今回の大震災で,被災地等の正確な情報共有のためには,機動的かつ確実に映像伝送を行う通信手段が重要であることが改めて認識された。本稿ではまず,これまでの経緯として,地上テレビジョンのデジタル化完了後のVHF帯周波数の利用,公共無線システムの高度化の検討について述べた。次に,公共ブロードバンド移動通信システムの概要として,システムのコンセプト,主な技術的条件,ARIB規格の概要について述べた。さらに,今後の予定として,公共ブロードバンド移動通信システムのその他の通信形態,ホワイトスペースの検討について述べた。最後に,2011年7月25日から公共ブロードバンド移動通信システムを利用する環境が整ったことにより,本システムは,安心・安全な社会の実現のために,今後の確実な整備と運用が待たれると述べた。