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J-GLOBAL ID：201102241545959655   整理番号：11A0918022

カオリナイトの一段剥離とそれらのナノスクロールへの変換

One-Step Exfoliation of Kaolinites and Their Transformation into Nanoscrolls

著者 (4件)： KURODA Yoshiyuki (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  ITO Kazuyuki (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  ITABASHI Kenichi (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  KURODA Kazuyuki (Waseda Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 27  号： 5  ページ： 2028-2035  発行年： 2011年03月01日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： カオリナイトへのゲスト分子の層間挿入と溶媒による膨張を一段で行い,カオリナイトのナノスクロール(シートの巻物)を調製した。ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリドを層間挿入させてメトキシ修飾カオリナイトを剥離した。ナノスクロールの形成は,アルキルトリメチルアンモニウム塩と1-ヘキサデシル-3-メチルイミダゾリウムクロリドにより一段で行った。第一級アミンの層間挿入は二段でナノスクロールを形成し,層間挿入と膨張は別々に進む。一段反応が可能な理由は,ゲスト分子の頭基とメトキシ修飾カオリナイトの層間表面との間の弱い相互作用にある。この相互作用は,膨張のための層間ゲスト分子の柔軟なアレイ形成を可能にする。600°Cでの熱処理の後でも筒状構造は保持され,無定形骨格を持つ階層的多孔性アルミノシリケートを形成する。このナノスクロールはスクロール層の間に有機ゲスト分子を層間挿入するが,これはメトキシ修飾カオリナイトでは直接には層間挿入できない。

シソーラス用語： *カオリナイト ,  *剥離 ,  *ナノ構造 ,  *インターカレーション ,  膨張 ,  円筒 ,  アルミノケイ酸塩 ,  階層構造 ,  多孔質体 ,  熱処理 ,  溶媒 ,  脂肪族アミン ,  第四アンモニウム ,  アルコキシ化 ,  ゲスト分子 ,  *ナノリボン ,  メトキシ化
準シソーラス用語： アルコキシル化 ,  メトキシル化 ,  *層間挿入 ,  多孔性固体

分類 (4件)： 固-固界面  (CB12060M) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  その他の無機化合物の薄膜  (BK14060A) ,  鉱物の結晶構造  (BK11000R)

物質索引 (2件)： ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド ,  1-ヘキサデシル-3-メチル-1H-イミダゾール-3-イウム

タイトルに関連する用語 (2件)： カオリナイト ,  ナノスクロール