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J-GLOBAL ID:201102241751784926   整理番号:11A1791839

マウス骨格筋でのアセチルコリン受容体α mRNAの翻訳量は神経活性に反応してYB-1により調節される

Translational level of acetylcholine receptor α mRNA in mouse skeletal muscle is regulated by YB-1 in response to neural activity
著者 (4件):
資料名:
巻: 414  号:ページ: 647-652  発行年: 2011年11月04日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Y-ボックス蛋白質1 (YB-1)は,mRNAsに結合し,翻訳に影響する。この研究では,YB-1発現が出生後の初期の期間に限られている骨格筋に注目し,YB-1がアセチルコリン受容体α-サブユニットmRNA(AChR α)mRNAに結合することを見出した。AChR α遺伝子の転写は,筋形成転写因子により調節されることが知られているが,神経筋伝達に反応したmRNAの翻訳コントロールは,検討されていない。未分化C2C12筋芽細胞では,AChR αの発現は低いままであった。しかしながら,mRNAの翻訳は,YB-1のノックダウンにより増加した。YB-1の連続した過剰発現は,細胞を分化から抑制した。AChRsのクラスター化を示す,筋芽細胞では,mRNAの翻訳は,ニコチン処理3時間以内に誘導された。ニコチンの影響は,α-ブンガロトキシンにより阻害され,サイクロヘキシミドの存在下,AChR α量は,ニコチン処理後でも低下した。蔗糖密度勾配分析は,ニコチン処理筋管では,YB-1含有ポリソームが,より重く沈降する分画にシフトすることを明らかにし,AChR α mRNAに結合したYB-1量の明らかな低下を示した。これら結果は,骨格筋細胞では,神経活性が,AChR α mRNA結合と比較したYB-1の分子比を低下し,mRNAへのリボソーム結合を増加し,翻訳を活性化することを示す。更に,生後成長中のマウスでは,既に示されているように,AChR α mRNAの量は,神経筋シナプスの成熟により初期に低下したが,翻訳量は,YB-1量が著しく低下する,生後第10日で一時的に増加することを見出した。AChR α mRNA量は低下するが,翻訳はmRNAに対するYB-1蛋白質比の変化により誘導されることが示唆された。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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細胞膜の受容体  ,  遺伝子発現 
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