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J-GLOBAL ID：201102241942666982   整理番号：11A0506202

ポリチオカプロラクトンの酵素的合成と化学的再循環

Enzymatic Synthesis and Chemical Recycling of Polythiocaprolactone

著者 (3件)： SHIMOKAWA Keisuke (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  KATO Makoto (Keio Univ., Yokohama, JPN) ,  MATSUMURA Shuichi (Keio Univ., Yokohama, JPN)
資料名： Macromolecular Chemistry and Physics  (Macromolecular Chemistry and Physics)
巻： 212  号： 2  ページ： 150-158  発行年： 2011年01月18日 
JST資料番号： D0010A  ISSN： 1022-1352  CODEN： MCHPES  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 6-ブロモヘキサン酸とチオ尿素から合成した6-メルカプトヘキサン酸(6MH)のリパーゼ触媒環化縮合によりチオラクトン単量体(MTCL)及び二量体(DTCL)を得た。それらのリパーゼ触媒開環重合によりポリチオカプロラクトン(PTCL)を合成した。これらの重合体は6MHの直接重縮合によるPTCLよりも高い30000を超えるM_wを有した。PTCLの融点は相当するポリカプロラクトン(PCL)よりも高かった。実用には低すぎる融点(60°C)を有するPCLの融点の上昇を目指してCLとMTCLのリパーゼ触媒開環共重合を行なった。60mol%以上のMTCLを含有する共重合体はPCLよりも高い融点を示した。PTCLは希薄トルエン溶液中でリパーゼにより容易に解重合してMTCL及びDTCLを与え,それらは濃キシレン溶液中でリパーゼにより再重合し,解重合前と等しい分子量を有するPTCLを与えた。

シソーラス用語： リパーゼ ,  カルボン酸エステル ,  硫黄複素環化合物 ,  *酵素触媒重合 ,  *開環重合 ,  *含硫黄重合体 ,  脂肪族ポリエステル ,  共重合 ,  共重合体 ,  融点 ,  解重合 ,  *再循環 ,  チオラクトン ,  *ポリチオエステル

分類 (2件)： 酵素の応用関連  (EB09100B) ,  共重合  (CG04030D)

物質索引 (1件)： 6-メルカプトヘキサン酸

タイトルに関連する用語 (3件)： 酵素的合成 ,  化学 ,  再循環