抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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酵母のアミノ酸生合成系の調節遺伝子であるGCN4遺伝子領域に清酒酵母特有の多型が存在することを見出し,その多型情報を基にした清酒酵母の判別方法を考案した。きょうかい7,9,10,14号酵母のGCN4領域には,実験室酵母やSaccharomyces Genome Databaseには認められない2ケ所での欠失,2ケ所での挿入,8ケ所での1塩基置換が存在した。この情報を基にGCN4遺伝子の共通部分と3’下流域の52bpの挿入部分にプライマーを設定することで,きょうかい酵母を判別することができた。さらに,PCR反応のポジティブコントロールとして酵母のLEU2遺伝子増幅用プライマーを追加することにより,判定精度を高めることができた。この判別方法は,きょうかい1号と6号以降のきょうかい酵母およびその変異株を判別することが可能で,清酒もろみの酵母純度管理に活用できる。(著者抄録)