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J-GLOBAL ID：201102242235202488   整理番号：11A0604124

イソタクチックポリプロピレンとポリアミド6による相溶化ブレンド内のβ-ポリプロピレン結晶相の形成

The Formation of β-Polypropylene Crystals in a Compatibilized Blend of Isotactic Polypropylene and Polyamide-6

著者 (7件)： ZHANG Rong Hua (City Univ. Hong Kong, HKG) ,  SHI De AN (City Univ. Hong Kong, HKG) ,  SHI De AN (Hubei Univ., Wuhan, CHN) ,  TSUI Chi Pong (Hong Kong Polytechnic Univ., HKG) ,  TANG Chak Yin (Hong Kong Polytechnic Univ., HKG) ,  TJONG Sie Chin (City Univ. Hong Kong, HKG) ,  LI Robert Kwok Yiu (City Univ. Hong Kong, HKG)
資料名： Polymer Engineering & Science  (Polymer Engineering & Science)
巻： 51  号： 2  ページ： 403-410  発行年： 2011年02月 
JST資料番号： C0640A  ISSN： 0032-3888  CODEN： PYESA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： iPP/PA6/MAPP=75/20/5にβ核剤をPPの0.3%添加し,混練後射出成形した。iPPに核剤を添加するとβ相が主体となったが,ブレンド系は1wt%添加でもβ相は僅かであった。その機構を解明した。融解ポリマからの冷却速度が低い場合はβ相が主で,高い場合はα相が主であった。PA6がPPの核剤となることは周知で,β核剤無しブレンド系ではβ相は殆ど認められず,PA6はα相の核剤であることが分かった。融解ポリマからの等温結晶化では,135°C以上ではβ相が主であったが,120°Cではβ相ピークは殆ど消えていた。以上から,高温での結晶化ではβ核剤の効果が,低温ではPA6の効果がより大きくなることが判明した。一般に射出成形では金型での冷却速度は非常に高く,樹脂はすぐ冷え,高温での保持時間が短いので,α相が主体となる。

シソーラス用語： *イソタクチックポリプロピレン ,  *ナイロン6 ,  *β相 ,  *結晶化 ,  示差走査熱量測定 ,  融解高分子 ,  冷却速度 ,  温度依存性 ,  *機構 ,  *射出成形 ,  保持時間
準シソーラス用語： *核剤 ,  Avrami式 ,  *マレイン化PP ,  広角X線回折 ,  Hoffman-Lauritzen理論 ,  結晶化速度 ,  等温結晶化

分類 (3件)： ポリオレフィン  (YH07090L) ,  その他の添加剤,配合薬品,副資材  (YH05070B) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

タイトルに関連する用語 (6件)： イソタクチックポリプロピレン ,  ポリアミド6 ,  相溶化 ,  ブレンド ,  ポリプロピレン ,  結晶相