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J-GLOBAL ID:201102242254313541   整理番号:11A1553670

水晶体上皮細胞内において過酸化水素水によって誘導される融剤カルシウムのSrcファミリーチロシンキナーゼの特異的阻害剤の効果

Effects of specific inhibitor of Src-family tyrosine kinase on calcium in flux induced by H2O2 in lens epithelial cells
著者 (2件):
資料名:
巻: 28  号:ページ: 530-534  発行年: 2010年 
JST資料番号: C2044A  ISSN: 1003-0808  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 中国 (CHN)  言語: 中国語 (ZH)
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【背景】本研究では,皮質部白内障に罹患した水晶体のCa2+が上昇し,Srcファミリーチロシンキナーゼ(SFK)を活性化することによって,細胞の第二メッセンジャーとしてのCa2+がストレス応答に関与すると判断された。我々の先行研究では,SFK抑制物質(PP1)が水晶体の不透明化を阻止することができることを示した。【目的】本研究の目的は,ヒト水晶体上皮細胞(LEC)で過酸化水素(H2O2)によって誘発されるカルシウム融剤への,SFKの特異的阻害剤の効果の調査であった。【方法】LEC系(HLE-B3)にFluo-3/AMを積載して0.01,0.1および1mmol/Lの過酸化水素水で処置した。過酸化水素水治療なしのHLE-B3は対照として用いた。細胞カルシウムの変性を共焦点レーザー顕微鏡下で観察した。Fluo-3/AMを積載したHLE-B3を使用して,0.1nmol/L PP1,0.3μmol/(L min)カタラーゼおよびジメチルスルホキシド(DMSO)で前処理したあと,細胞内Ca2+変性評価を目的として0.1mmolの過酸化水素水をDMEMに加えた。細胞のカルシウム流入を定量するため,500μmol EGTAまたは1mmol/LのCaCl2を,PP1,カタラーゼおよびDMSOそれぞれを用いて前処理したHLE-B3に使用した。【結果】HLE-B3のカルシウムの蛍光強度は,過酸化水素水の濃度が上昇するとともに増加した。DMEMのみで培養した場合,および0.1mmolの過酸化水素水で刺激した後,DMSOによって前処理されたものと比較すると,PP1またはカタラーゼによって前処理された細胞において,蛍光強度の強化された振幅はそれぞれ28.5%±4.2%および33.8%±3.7%減少した。比較の結果,有意差を示した(q=3.73,P<0.05;q=4.21,P<0.05))。DMEMを500μmol EGTAと結合して培養した場合,過酸化水素水(P>0.05)で刺激した細胞を前処理したPP1,カタラーゼおよびDMSOの間でカルシウムの蛍光強度について,顕著な差は見られなかった。・・・Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST
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分類 (1件):
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眼の基礎医学 

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