抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
両眼網膜像差による立体像を提示する方法の一つにアナグリフがある。アナグリフでは両眼色融合は生じなくて,両眼視野闘争が生じる。アナグリフ観察時に感じられる見にくさの印象の原因はこの視野闘争にあると考えられる。本研究では,左右眼に提示する視覚刺激の色の違いが両眼網膜像差による奥行き知覚に影響を与えるかどうかについて調べた。ホイートストーン型ミラーステレオスコープを用いて,心理物理学の手法によって,両眼立体視による奥行き知覚の閾値,つまり奥行きを知覚できる最小値と,閾値上において知覚される奥行き量を計測した。その結果,両眼の色差は奥行き知覚に影響を与えないことが分かった。