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J-GLOBAL ID：201102243282983214   整理番号：11A1127300

沖縄県多良間島における淡水レンズ賦存量の推定

Estimate of the Amount of Freshwater Lens in Tarama Island, Japan

著者 (6件)： 石田聡 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  土原健雄 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  吉本周平 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  皆川裕樹 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  増本隆夫 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研) ,  今泉眞之 (農業・食品産業技術総合研究機構 農村工研)
資料名： 農業農村工学会論文集  (Transactions of the Japanese Society of Irrigation, Drainage and Rural Engineering)
号： 273  ページ： 157-168  発行年： 2011年06月25日 
JST資料番号： S0345A  ISSN： 1882-2789  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 帯水層中に淡水レンズが存在する沖縄県多良間島において,淡水地下水の賦存量を明らかにするため,島内7箇所の地下水観測孔および12箇所の既存井戸において,地下水の電気伝導度の深度別測定および電磁探査を行った。電気伝導度の深度別測定では,電気伝導度200mS/m以下の淡水の厚さを実測できた12箇所における淡水厚は0~7.2mであった。また電磁探査結果の解析により推定された塩淡境界深度は,地下水観測孔における電気伝導度1,840mS/mを示す深度に対応していた。電気伝導度の深度別測定より求めた,電気伝導度が1,840mS/mを示す深度と,200mS/mを示す深度との相関関係はR²=0.9以上であった。これより,塩淡境界深度が未知の7箇所において地下水測定および電磁探査結果から淡水の厚さを推定し,淡水地下水賦存量を求めたところ約680万m³であった。(著者抄録)

シソーラス用語： 沖縄県 ,  *地下水 ,  帯水層 ,  淡水 ,  レンズ ,  *水資源 ,  *電気伝導率 ,  石灰岩 ,  比抵抗法探査
準シソーラス用語： *水資源賦存量 ,  多良間島 ,  *淡水レンズ ,  *琉球石灰岩

分類 (1件)： 水資源  (RC11020F)

引用文献 (43件)：

• ANDERSEN, L. J. Six years' environmental tritium profile in the unsaturated and saturated zones, Grohoj Denmark. Isotope Technique in Groundwater Hydrology. 1974, 1, 3-20
• ANTHONY, S. S. Electromagnetic methods for mapping freshwater lenses on Micronesian atoll islands. Journal of Hydrology. 1992, 137, 1-4, 99-111
• AYERS, J. F. Groundwater flow dynamics beneath atoll islands. IAHS-AISH Publication. 1998, 253, 397-404
• BIRGIT, S. Hydrogeological Investigations in Northwestern Yucatan, Mexico, Using Resistivity Surveys. Groundwater. 1996, 34, 4, 577-759
• 物理探査学会. 物理探査ハンドブック手法編. 1998, 297-398

タイトルに関連する用語 (4件)： 沖縄 ,  多良間島 ,  淡水レンズ ,  推定