抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,イギリスの屋上緑化の推移とその時代背景を,1970年代から現在までの約40年間に焦点を当て概説した。1930~70年代は集約的な屋上緑化が進んだ時代である。1970年代以降,見た目の美しさや周囲の景観との調和などを目的に,オフィスビルを中心に屋上庭園が流行した。1990年代に入るとエコロジーへの意識の高まり,環境改善効果への期待等から,屋上緑化が増加した。1990年代後半,ロンドンでは屋上緑化は絶滅危惧種の鳥,クロジョウビタキの生息地を提供するための場所として脚光を浴びた。近年は,管理,灌水や肥料等の投入をできるだけ減らしながらも,季節が感じられ,人々のアメニティの場所として使用可能な屋上緑化が増えている。