抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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扇状地堆積物は不均質性が強く,その透水係数は,基質の充填程度(基質充填度)と,それによって派生する水みちにより変化する。礫質土の不攪乱試料を,基質充填度より基質部と水みち部に分類し,各部の透水係数を層厚重み付け平均して算出する透水係数分布モデルを導入した。豊平川扇状地の場合,基質充填度をI~IVに分類し,最適化したモデルは,現場透水試験による透水係数を概ね0.5~2倍以内で再現でき,その有効性を確認できた。また,連続した不攪乱試料に本モデルを適用することで,透水係数分布を密に直接推定でき,扇状地堆積物の不均質性評価にも用いることができる。今回,推定した透水係数分布は隣接点間での強い不均質性を示すとともに,そのバリオグラムから観測点間距離5~10mを超えると,より巨視的な不均質性が現われる可能性が明らかとなった。(著者抄録)