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J-GLOBAL ID：201102244211281231   整理番号：11A0492770

輪換田における疎水材にもみ殻を使用した暗渠の排水機能の維持について

著者 (4件)： 千田智幸 (宮城県古川農試) ,  岩佐郁夫 (宮城県古川農試) ,  冠秀昭 (宮城県古川農試) ,  千葉克己 (宮城県古川農試)
資料名： 宮城県古川農業試験場研究報告  (Bulletin of the Miyagi Prefectural Furukawa Agricultural Experiment Station)
号： 7  ページ： 53-60  発行年： 2008年12月 
JST資料番号： L1440A  ISSN： 0917-2904  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 水田の利用形態と暗渠もみ殻疎水材や土壌の性状変化との関係,および畑利用時の暗渠内の水位や施工時のもみ殻密度が腐植化速度に及ぼす影響を検討し,次のことが明らかになった。暗渠直上の田面陥没や疎水材部の空洞化が輪換田を中心に多くの水田で発生していた。発生原因は,暖候期の畑利用時における疎水材部直上の耕盤硬度の低下やもみ殻疎水材の腐植化であった。暗渠施工直後の畑利用は,泥土の混入により疎水材部の透水機能を損なうおそれがあった。腐植化速度や泥土混入を抑制する対策として,畑利用時に暗渠内水位を高く維持することや,暗渠施工時のもみ殻疎水材の密度を上げることが有効であった。畑利用時の暗渠内水位を田面下常時30cmに維持しても,圃場排水性に多少影響を及ぼすが,大豆の収量を低下させることはなかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *水田 ,  田畑輪換 ,  籾殻 ,  暗渠 ,  土壌改良 ,  畑地 ,  腐植化作用 ,  耕盤 ,  泥土 ,  透水性 ,  ダイズ
準シソーラス用語： 暗渠排水 ,  疎水材 ,  暖候期 ,  田面水

分類 (3件)： 農業土木  (FB02000W) ,  作物栽培一般  (FC03010R) ,  土壌学一般  (FB04010V)

タイトルに関連する用語 (5件)： 輪 ,  疎水材 ,  もみ殻 ,  暗渠 ,  排水