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J-GLOBAL ID：201102244299175215   整理番号：11A0553731

2010年のアマゾン干ばつ

The 2010 Amazon Drought

著者 (6件)： LEWIS Simon L. (Univ. Leeds, Leeds, GBR) ,  BRANDO Paulo M. (Instituto de Pesquisa Ambiental da Amazonia, Belem, BRA) ,  BRANDO Paulo M. (Woods Hole Res. Center, MA, USA) ,  PHILLIPS Oliver L. (Univ. Leeds, Leeds, GBR) ,  VAN DER HEIJDEN Geertje M.F. (Univ. Sheffield, Sheffield, GBR) ,  NEPSTAD Daniel (Instituto de Pesquisa Ambiental da Amazonia, Belem, BRA)
資料名： Science  (Science)
巻： 331  号： 6017  ページ： 554  発行年： 2011年02月04日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 人為的な温室効果ガスの排出がアマゾン地域の干ばつをもたらすことが,いくつかの全球大気大循環モデルで指摘されている。直接的な原因は,太平洋の海水面温度上昇(SST)によるENSO強化と,大西洋SSTと対流圏収束帯の北西遷移である。これらの干ばつの結果アマゾンの森林が消失して気候変動を更に加速させる可能性がある。2005年には大西洋SSTに伴う100年に一度の干ばつがあったが,ここでは2010年に同じく大西洋SSTに伴い発生した第2の干ばつについて報告する。両者を比較したところ,乾期の降水量平年偏差(SD)異常範囲の規模は2010年の方が2005年よりも大きく,気候的最大水分欠乏量(MCWD)から推測されるアマゾンの樹木被害域も2010年の方が極端に広く極大域が3個所もみられた。この最近のアマゾン干ばつ2事例によると,干ばつは二酸化炭素増大へのバッファ現象から加速現象に転じうるメカニズムであることがわかる。

シソーラス用語： *干ばつ ,  海面水温 ,  温室効果ガス ,  二酸化炭素 ,  気候変動 ,  水収支 ,  盆地 ,  減少 ,  森林 ,  大西洋 ,  降水量 ,  水分ストレス
準シソーラス用語： *アマゾン盆地 ,  森林衰退 ,  水分欠乏

分類 (1件)： 気候学,気候変動  (DC05140T)

タイトルに関連する用語 (1件)： 干ばつ