抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,まず第2節で,「ゼロ成長」を続ける日本経済の現状を打破するためには,科学技術政策と知財政策との一体的活動が重要なカギを握ることを述べた。次に第3節で,アジア新興国の工業化による経済成長が,グローバル競争をアジア地域へとシフトさせたことを述べた。第4節では,ITインフラが整備された今日,グローバル競争において,キャッチアップする側がフロントランナーの先進国または先進国企業よりも圧倒的に有利であることを,その典型である中国を例に説明した。第5節では,第4節で示した状況を鑑みると,日本の特許戦略は「防衛的特許管理システム」から「戦う特許管理システム」へと転換する必要があることを述べた。第6節では,「創造的知財人」のあるべき姿について,具体的な事例を挙げながら説明した。