抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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土砂流出過程を検討した。Sediment pulse(パルス)とは,土砂流出速度(あるいは流砂量)に関わる非定常現象の総称である。形成された波形について空間上の相関解析を行い,波形特性と波形形成要因としての土砂の流下距離について検討した。調査対象地は,北海道の厚別川水系の里平川である。ここでは,2003年の豪雨により支川の土砂が本川の河床を埋めつくした。この状態を初期のパルスとして捉えた。この結果,次のことが明らかとなった。1)5000m
3以上の支川の土砂流出が,18箇所発生した。また,12kmにわたる初期パルスを観測した。2)初期パルスの波形形成範囲より短い間隔で複数の支川土砂流出が発生した結果,1500m,3600mの波長を持った堆積曲線を形成した。